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35歳主婦が絶望…「モラハラ義母」の暴走を止められない夫への「怒りと悲しみ」

モラハラは身近にある

姑と関わると動悸がする

都内在住の専業主婦・伊藤秋子さん(35歳・仮名、以下同)との出会いは数年前でした。秋子さんが私の事務所に、

「身体は疲れているのに夜眠れないんです。特に姑との接触が負担で、姑が関わると動悸がして手が震えるようになりました。小さな子どもの子育てにも支障がでていて、でもどうしたらいいか分かりません」

との主訴でカウンセリングを受けに来てくださったのが最初でした。すごく張りつめた雰囲気だったので、色々と抱えているのだろうという事は初対面でも容易に想像が付きました――。

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私は行政書士と心理士の資格を持ち、2011年の開業以来DV、特にモラルハラスメント(以下、モラハラ)を専門に扱ってきました。

ドメスティックバイオレンス(DV)には、肉体的DV、精神的DV(モラハラ)、性的DV、経済的DV、デジタルDVなど、様々な暴力が含まれます。その中でも特に「モラルハラスメント」と区切って使うとき、それは肉体的暴力を伴わない精神的な暴力を指します。DVは相手に対する精神的支配を伴うもので、モラハラは単体で起こることがありますが、肉体的DVをはじめとしたその他のDVにおいては、その根底に必ずモラハラがあると考えられます。

私の事務所に相談にいらっしゃるクライアントの方は、「夫からモラハラを受けている女性」がほとんどです(なおDVは男性が被害者になる事もあります)。身体に傷やあざが残らないモラハラは、被害者自身が被害に気付きにくいこと、そして周囲に理解されにくいという特徴がありますが、それでも近年になって、夫婦間モラハラについての認識は広まりつつあります。