望む時期の出産に必要なのは

NPO法人日本医療政策機構(HGPI)が全国の働く女性に調査したところ、妊娠を希望した人のうち、「望んだ時期に妊娠できなかった」と答えた日本女性は、約53%と半数を超えているという事実が明らかになりました。その改善策は何かと聞いたところ、「有給休暇を取りやすい職場の雰囲気」と回答した女性が約57%もいるという結果が出ました*1

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これらの調査を行ったHGPIのマネージャーで助産師の今村優子さんはこう語ります。

「国や企業が女性活躍を掲げ、少子化問題に取り組むと言っている一方で、女性たちが婦人科に検診やブライダルチェックに行ったり、不妊治療に通ったりするための有給休暇を取りやすい職場の雰囲気は醸成されていないということです。女性たちが本当に妊娠したいと望んだ時期に、妊娠できていない現状をあらわした見逃せない結果だと思います。

さらに、女性が妊娠、出産後も働くための企業側の環境整備が出来ていない現状も明らかになっています」

妊娠、出産、子育てのために、有給休暇が取りにくい現状がいまだにある日本。日本女性が望んだ時期に妊娠するには、大きな壁があり、社会全体の意識が変わらなければどうにもならないのでは、と思える結果です。何か光明はあるのでしょうか?

*1 NPO法人日本医療政策機構(HGPI)「働く女性の健康増進調査2018」全国18歳~49歳のフルタイムで働く正規/契約/派遣社員・職員の女性2000人対象のインターネット調査