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2020.12.08

中年男こそダイエットの時代、最短の道はやっぱり「最適な食事法」だ

曖昧な惰性ではなく、戦略的な実践
いい年をした男がダイエット。ダイエットがお年頃の女性の専売特許と言われていた時代は昔。いまや、いい年をした男こそがダイエットなのである。私はあいもかわらずダイエットに悩み、気がつくと自分自身の食に対する「最適解」を求め、奔走し、迷走し、逃走し続けている。本書のサブタイトルに「健康本200冊を読み倒し、自身で人体実験をしてわかった」とある。そして、研究の果てに著者が見つけたのが「食事法の最適解」。私はこのコンセプトにしびれ、本書『健康本200冊を読み倒し、自身で人体実験してわかった 食事法の最適解』を手に取った。

痩せようとしなければ、痩せない

もともと痩せ型だが、食生活から仕事や生活を向上させていこうと考える著者が、肉、魚、野菜など、各食材の扱い方、また、毎日のパフォーマンスを上げるための「体に良い食べ方」など、さまざまな文献の異なった意見を比較しながら、ていねいに言及していく。さらに感心するのは、それなりの手間と費用をかけ、「フードアレルギー検査」「遺伝子検査」「腸内フローラ検査」「カフェイン耐性検査」など、自分自身の体を知るための最新の検査も行っている点である。

なるほど、意識の高い、これこそ令和にふさわしいダイエッターの姿なのかもしれない。

いや、皮肉でもなんでもない。けっきょく(痩せようとする)「意識の高さ」以外痩せる方法がない。私自身はいまでもそう思っているからだ(要するにすぐに本能に負ける)。

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パンクロックのスター、セックスピストルズのシド・ビシャスは、「パンクとはアティテュード(態度)」だと名言を残したが、ダイエットにおいても、常にいろいろと考え、調べ、比較し、試し、実践し、体に慣れさせていくという「態度」こそが本質であり、最短の道。いまでも、そのことは強く思う。

ただ、問題はその「意識」をどうやって高め、持ち続けるかということだ。