真夜中の
ホテルロビーは
それぞれの
眠りたくない
訳を抱えて

こんにちは。歌人の鈴掛真です。5・7・5・7・7の短歌の作家です。
GoToトラベルが盛り上がりを見せる中、僕は夏の終わり頃、東京から2時間程度で行けるキャンプ場のコテージを男4人で借りて、ささやかな1泊旅行をしてきました。

夕飯はコテージのテラスでビールを片手にBBQ、みんなで大浴場に入って汗を流した後、「近くに星がきれいに見える展望台があるらしいけど、どうする?」という話に。

楽しいバーベキューのあとに、まさかあんなディスカッションになるとは…Photo by iStock

「男4人で星空ってのもなんだよね……コテージに戻って飲み直そう」ということで意見はまとまったのだけど、そのときの1人の発言が、僕にとってあまりに聞き捨てなりませんでした。

「もし彼女とここに来てたとしたら、先にセックスしないと、星なんて目に入って来ないよね!」

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こうして男4人のディスカッションが始まった

えっ……ちょっと待って……旅先のきれいな星空より、セックスの方を優先したいってこと……!?
その感覚が僕にとって、とにかく衝撃的でした。

すると、もう1人もその意見に賛同し、もう1人は僕と同様に反論。
星よりもセックス派の2人と、それを理解できない派の2人で、意見が真っ向から対立したのです。

僕はこのとき、これは単純に「理解できない」で終わらせてはいけない話だと思いました。
カップルでの旅行の場面においても、彼氏から強引にセックスを求められて「ありえない!」と幻滅してしまう女性は多いのではないか。

「価値観が違う」と跳ね除けるのは簡単です。
けれど僕は、なぜそう思うのかを詳しく探り、彼らを理解したいと思いました。
そこには、セックスにおけるもっと本質的な価値観の違いが隠れているのではないか、と。

この後、僕たちはこのロジックを紐解くべく、セックスについてディスカッションを行うことにしました。
夜も更けたキャンプ場のコテージで。酒を片手に。男4人で。

くれぐれも、これはセックスについての、いたって真面目なお話です。