photo by istock
# 企業

「ダメ経営者」がいつまでも居座り続けてしまう企業の「最大の原因」

サムライ魂なんて、ハナから持ってない

なんで常識的なことがわからなくなってしまうのか

12月1日付けで、大塚家具の2代目社長・大塚久美子氏の辞任が決まります。ここ数年報じられてきた「御家騒動」と経営の迷走ぶり、そしてヤマダ電機傘下に入るまでの顛末を見てきた人は、「どうしてあの人って社長を続けられるんだろう?」と思ったかもしれません。

久美子社長のケースだけでなく、自分の企業や取引先の社長に対しても、そう思うことはあるかもしれません。ただ、「自分が経営に失敗してしまったので退任します」といったような社長の退任は、ほとんど起こりえません。

photo by istock
 

結果を出せない社長が続けていたとしても、だいたいは業績の悪化(必然的に社員の待遇も上がりにくい)や社内の混乱などが続き、ようやく健康上の理由などでなかば強制的に一線を退くか、株主や経営陣の影の権力者が年月をかけて退任を促し、渋々退場することが多いからです。

そしてさらにそうして居座った側の社長に限って自分の失態は棚に上げ、往生際の悪いことに「~が用意されるならきっぱり辞めます」と、主にカネにまつわる交換条件を出して、退任することが多いです。往々にして、引き際を弁えたサムライのような社長は存在しないものです。

では、ダメ社長がズルズルと居座る会社にはどんな傾向があるのか。私が企業再生コンサルタントとして見てきた実例をもとに、どういうケースにおいてダメな社長が居座るかを述べていきたいと思います。

1:結果的に株主がヌルい

とある会社では、就任してから6年以上の間、一度も業績を上げることもなく高給をむさぼり、セクハラパワハラは当たり前、昼間から自室で筋トレに励んだり社員を愛人にして出張に連れていったり、好き放題の社長がいました。

本来なら問答無用でクビですが、株主(の担当者)は「経営を一任している」としてクビにしませんでした。ようやく株主が替わり、辞任を促されたところで、退職慰労金を要求して辞任していったそうです。

おまけに、退職金が入ったのを確認したら、SNSで「自分へのご褒美」として高級外車の前で決めポーズを取る写真を載せていたとか…。

同様の例は他にもあります。こちらもとある企業の社長ですが、高給をむさぼりながら5年以上業績を一度も上げることないまま、友人に実態のあるようなないような業務委託を発注してカネを流していたそうです。

関連記事

Pick Up

編集部からのお知らせ!

おすすめの記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/