定年後、自宅を売ってマンションに「住み替え」した60代男性、そのヤバすぎる末路

後悔しても帰る場所はもうない

住み慣れないマンションで骨折

「風呂でシャワーの蛇口を、どこを捻ったらいいかわからずいじっていたら、いきなり冷たい水が出た。驚いて転び、腕を骨折してしまいました。

折れたのが脚だったら、うまく歩けなくなっていたかもしれない。新しい物件だからいいというものでもないですね」

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都内の戸建てを売却し、妻とともに埼玉県のマンションに引っ越した佐伯敏浩さん(69歳・仮名)はため息をつく。

住み慣れた自宅から不慣れなマンションに移るのは、思った以上にストレスだ。佐伯さんが負ったようなケガは、より高齢の人なら命取りにもなりかねない。

 

さらに賃貸マンションでは、毎月の家賃負担も老後資金を圧迫していく。自宅を売ったカネがあるといっても、古い家の価値はゼロ同然。期待するほどの金額にならないことがほとんどだ。

「予想意外に長生きし、資金がショート」

元気なうちに老人ホームに移ろう―そう考える人もいるだろう。だがこちらも、金銭面での問題が付きまとう。