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今日は「カレーの日」! 日本初のカレーにはカエルの肉が使われていた!?

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

最も古い日本語のレシピは明治5年

今日1月22日は「カレーの日」です。

これは1982年の1月22日に社団法人・全国学校栄養士協議会の呼びかけによって全国の小中学校で一斉にカレー給食が出されたことにちなんで全日本カレー工業組合によって定められたものです。

カレーは明治時代に日本に伝わって以来、日本の国民食といっても良いほどの人気を誇っています。

日本語の最も古いカレーのレシピは明治5年(1872年)に発行された『西洋料理指南』という本の中で紹介されていますが、使用する食材としてカエルの肉が載っているなど現在とは少々毛色が違うものでした。

『西洋料理指南』に登場する「カレー」のレシピ 画像出典:国立国会図書館デジタルコレクション

カレーは栄養満点!

さて、現在では給食の定番となっているカレーですが、1982年に全国でカレー給食が呼びかけられたのは、この料理の栄養面に注目してのことでした。

皆さんはカレーに「栄養が豊富」というイメージはありますか? 実は、カレーは歴史的に見ても栄養が豊富な食べ物として捉えられてきた料理です。

東京慈恵会医科大学の創設者で「ビタミンの父」と呼ばれる高木兼寛(たかぎ・かねひろ)は日本軍の脚気予防として食事にカレーを取り入れた人物です。

「ビタミンの父」高木兼寛(たかぎ・かねひろ) photo by public domain

当時の日本軍は白米食が主流でビタミンB1が不足しがちであり、その結果脚気で死亡する人が後を絶ちませんでした。

そこで、兼寛はイギリスで学んだレシピを使って麦飯を使ったカレーを取り入れて脚気の予防に努めたのです。これは「食事によって病気を予防する」という当時全く新しい考えでした。

 

さらに、カレーから摂取できるのはビタミンだけではなく、カルシウムやカリウムや脂質、ご飯から炭水化物が摂取できる栄養満点の食事なのです。

皆さんも今日はその歴史に思いを馳せながらカレーを食べてみてはいかがでしょうか?

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