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2020.12.07

「ヴィーガン」に学ぶ無理ない健康食で、感覚が冴え渡るかもしれない

過激な菜食主義イメージだが意外にも?
世にあふれる健康法、一体どれが正しい? まったく違う医師の意見や真逆のエビデンスがあり、何を信じていいのか分からない……。そんな混沌とした状況を何とか打開しようと企画された本が、『健康本200冊を読み倒し、自身で人体実験してわかった 食事法の最適解」(講談社+α新書)だ。著者の国府田淳氏は、プロの編集力を駆使して、膨大な情報の中から最適解を導き出した。文字数の関係で書籍には掲載できなかった記事の一つを特別に公開しよう。著者自らも経験した「ヴィーガン」。過激な菜食主義と思われるが、その知識を参考にすれば理想の健康食や新しい暮らし方が見つかるかもしれない。
 

イメージと違い、意外と多種多様な食材が揃う

ヴィーガンバーガーやベジバーグ丼など、動物性食品を使わない「ヴィーガン」が話題になっている。今までは小さな個店で展開されるにとどまっていたのだが、ここにきてバーガー店やコーヒーショップ、コンビニなど、大手チェーンが、こぞってヴィーガン製品をリリースしているのだ。ヴィーガンとは一体何なのか、をおさらいしつつ、人や社会へ与える影響や最適解について考察してみた。

ヴィーガンは、肉や魚などの動物性食品を一切摂らない。もちろん乳製品や卵、はちみつなども含まれる。ベジタリアンは、魚を食べるペスクタリアンや、乳製品や卵は食べるラクト・オボ・ベジタリンなど、いくつかの種類に分類される。その中でも植物性の食品しか摂らないのがヴィーガンだ。また食品だけではなく、ヴィーガニズムという、動物の搾取をすることなく生きるという思想に基づいているので、皮革製品や動物実験により生み出されたプロダクトなども使用しない。

肉代替品を使用したヴィーガンバーガー Photo by gettyimages

食べるものは主に野菜や穀物だ。「肉も魚も乳製品も食べないって、難しくない?」と思われるかもしれないが、大豆ミートを作った唐揚げや車麩の角煮など、肉に似せたもどき料理がたくさんあり、また大豆を使ったハムやソーセージ、ちくわ、緑豆を使った卵、カシューナッツや豆乳を使ったチーズ、アーモンドやオーツなどを使ったミルク、ココナッツを使ったヨーグルトまで、多種多様な食材が揃う。健康志向の強いドイツやアメリカなどでは、普通のスーパーでも大きなヴィーガンコーナーがあり、その種類の多さに圧倒される。