コロナ第3波の来襲…幸運続きだった菅首相、明らかに風向きが変わってきた

連休明け、感染者数はどうなる
歳川 隆雄 プロフィール

大統領選に比べたら…

今なお「敗北宣言」を拒み続けるドナルド・トランプ米大統領と、来年1月20日の次期政権誕生に向けての人事に着手し、新たな政策を披露し始めたジョー・バイデン次期大統領が対峙した第59回アメリカ合衆国大統領選――。

米国の政権移行期に出来した混乱を目の当たりにした日本国民は、政権党の自民党総裁選を経て安倍晋三政権から菅政権へ平和裏に移行したことを高く評価しているということなのか。民主主義体制と自由主義経済を標榜する国家では「当然」であることが当然でなくなったことに呆然としながらも、何だかんだ言っても「日本って良い国じゃん」という気持ちなのか。定かではない。そうは言っても、国民は「ベター(よりマシ)論」から判断しているようだ。

 

では、菅首相ご本人は当然ながら目指しているだろうが、果たして菅政権はこれから4年間の「本格政権」になるのだろうか。その可能性は相当程度ある。政界には「運も実力のうち」という言葉があるが、ツキに恵まれれば菅長期政権は十分考えられる。

その「ツキ」というのは、言うまでもなく世界的なパンデミックと国内のコロナ感染の収束の目途がつくということである。

それ如何で来夏の東京五輪・パラリンピック「有観客」開催が成功裏に実現するからだ。問題はそれだけではない。菅氏が首相の座を掛けて政治決断した「Go Toトラベル」の先行きもコロナ次第である。