中国で「日本発のロリータ服」が大流行していた…! 女性から支持を得ている驚きの理由

日本と「購買層」は結構違います
乃木 章 プロフィール

中国ロリータブランド「Cute.Q」に聞いたところ、そうした背景のもと、中国では2010年頃からアニメやゲーム好きな層がロリータ服を購入するようになったという。そして、2015年ごろから街中でロリータ服を着た女性が急激に増えるのに合わせて、中国ロリータブランドが次々と誕生した。

注意を促す必要があるのが、ロリータファッション拡大の主要な舞台となったのが、中国で人気のイベントであるという点だ。年2回上海で開催される中国最大級の動漫イベント(※)である“中国版コミックマーケット”「Comicup」では、2015年からロリータブランドが出展している。

(※)中国におけるアニメ・ゲーム・同人誌即売会などのイベントの総称。
Comicupの様子(著者撮影)
 

各中国ロリータブランドは「お茶会」と呼ばれる新作お披露目会は定期開催するが、「Comicup」を最大級の新作発表会として重要視している。直近の「Comicup」だけでも100以上の中国ロリータブランドが出展しており、同イベントエリアの3分の1を占める。

さらに、中国におけるロリータ市場の広がりを見て、日本を代表するロリータブランドの「BABY, THE STARS SHINE BRIGHT」や、日本ロリータ系ファッション誌「ケラ!」、日本のロリータ服デザイナーらも出展するようになった。

「Comicup」で販売される日本のロリータファッションの雑誌(著者撮影)
著者が撮影を行っている様子

同イベントでは、早くからゲーム会社がコスプレイヤーを起用しているが、中国ロリータブランドもモデルを起用している。ロリータ専門のモデルが増えた現在と違って、当初はコスプレイヤーに依頼するブランドが少なくなかったというが、現在では、継続してコスプレイヤーに依頼するブランドはあるものの、人気コスプレイヤーであると同時に人気ロリータモデルという女性も増えてきているという。

また、中国ロリータモデル・翠翠suiseikoさんによれば、「ロリータ専門モデルであっても、昔はコスプレを楽しんだ人が多い印象です」と、アニメ・ゲームの影響は続いているのを感じさせる。