Photo by NASA/JPL-Caltech/Stéphane Le Mouélic, University of Nantes, Virginia Pasek, University of Arizona

土星の衛星で“録音”に成功!「タイタン」にはどんな風が吹いているのか? 

科学 今日はこんな日

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

探査機ホイヘンスがタイタンへの初着陸に成功

アメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)により開発された土星探査機カッシーニから切り離された小型探査機ホイヘンスが、2005年の今日(1月14日)、土星の衛星タイタンに着陸しました。

タイタンは土星の第6衛星であり、土星最大の衛星です。1655年にオランダの物理学者クリスティアーン・ホイヘンス(Christiaan Huygens、1629-1695)によって発見されました。タイタンに着陸した探査機の名前も彼にちなんで命名されたものです。

タイタンの3Dレンダリング Photo by iStock

ホイヘンスは、タイタンに着陸してからカッシーニと通信が途絶えるまでのわずか1時間ほどの間で大量のデータを収集・送信しました。そのデータからは、タイタンに山や峡谷が存在すること、そして大気には風があることなどがわかりました。

またホイヘンスが着陸した場所は砂漠ではなく、液体によって湿っていることもわかりました。ESAのウェブサイトでは、ホイヘンスがタイタンへ降下する途中に録音した音を聞くこともできます。

分離したカッシーニ本体の方は2017年9月15日、データを送信しながら土星大気に突入していき、13年間の任務を終えました。