「陰謀論信奉集団」Qアノン、ついにアメリカ議会の議席を獲得…!

トランプ主義の不気味な拡散は続く
中岡 望 プロフィール

当選者の横顔

ボーバート候補はQAnonを支持しているが、グリーン候補ほど熱狂的なQAnon信奉者ではない。

QAnon信奉者のアン・ヴァンダースチールが司会を務めるオンライン・ショー「Steel Truth」に出演した際、「QAnonについては良く知っている。QAnonの理論は真実だと思っている。その理論が意味するところは、アメリカがより強く、より優れた国になることだ。そして人々が保守主義の価値に戻ることだ」と語っている。またQAnonの主催するYouTube番組「Patriot Soapbox」にも出演している。

ただ共和党予備選挙で当選して以降、選挙を意識してQAnonとは距離を置き始めている。

1986年生まれの34歳で、ウエイトレスが銃を携帯する「シューター・グリル」と呼ばれるレストランの経営者である。妊娠したため、高校は中退している。

ボーバート候補はコロラド州第3選挙区では、民主党のダニエル・ミッチ・ブッシュ候補と競い、最新時点の得票率は51.3%、21万5279票を獲得し、ブッシュ候補の45.1%、19万0655票に大差をつけて当選を果たしている。

遅れて、もう1人のQAnon信者が、下院議員に当選した。ユタ州第4選挙区のバーガス・オーエンズ候補である。民主党の候補者ベン・マックアダムスと最後まで競り合い、得票数17万7170票(45.5%)を獲得し、逃げ切った。

 

同氏はディープ・サウス出身の黒人で、フットボール選手として活躍、保守派のテレビ局のフォックス・ニュースにもたびたび出演している人物である。同氏は「自分がQAnonを支持するオンライン番組に出演しているのは保守主義のメッセージを送る努力の一環だ」と語っている。

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