BTSやBLACK PINKらの活躍で、いまやK-POPがオリコンや米ビルボードのメインチャートに入るのが当たり前の時代になったが、その礎を築いたのはBoAだと言っても過言ではない。BoAはK-POPが世界進出に成功した最初の事例だからだ。K-POPアーティストが日本語の歌詞で日本デビューを果たす形式は、彼女の成功に習っているといわれている。

2000年、14歳で韓国でデビューしその翌年に日本でデビューを果たしたBoA。音楽活動20周年目にあたる今年、それを記念したドキュメンタリー映像『202020BoA』が11月12日にYouTubeやV LIVEのBeyond LIVEチャンネルなどで公開され、またリアリティー番組『No Body Talks To BoA』も17日から同プラットフォームで配信がスタートした。

BoAの兄クォン・スンウク監督と、デビューから長年共に歩んできたパフォーマンスディレクターのシム・ジェウォンが共同演出を努めている『202020BoA』では、デビューからこれまでを本人や関係者のコメントと共に振り返りながら、合間に、いまのBoAがかつての人気曲「Listen to My Heart」「VALENTI」をダンスとともに歌唱する姿が披露されている。

「真のプロフェッショナル」だからこそ抱える不安

その歌声は、10代の頃とまったく変わらない。それは、彼女がスターダムにのし上がったあとも努力を怠らなかったことを証明している。リアリティーショーの『No Body Talks To BoA』では、このドキュメンタリー撮影の裏側に密着しているのだが、その中で、さまざまな人がBoAというアーティストのプロフェッショナリズムを賞賛している。

「練習量がすごいんです。僕も当時、横で練習していたけれど、練習中の集中力も高い。彼女は『努力は本当に報われる』『天才には理由がある』ということを僕に教えてくれた」(東方神起のユンホ )

練習している姿を見ればそのアーティストの生命力、そして未来を知ることができる。だから練習がすべてなんだと僕はいつも言っているんですが、BoAの練習する姿は宝石のよう。そしてこの言葉は、BoAを見ていて生まれたものなんです」(シム・ジェウォン)

とてもプロフェッショナルな歌手。そしてそれを維持するために20年間努力し続けてきたし、今も自らの歌声に満足することなく、さまざまなスタイルに挑戦し続けている」(ヴォーカルトレーナー)

そんな彼女でも、若い才能が台頭するいまのK-POPブームの中で、「自分の歌い方やダンスは古いんじゃないか」という不安を抱いていることをリアリティーショーの中で明かしている。