FRaUwebでの連載「本音の置き場所」の内容を加筆修正し、思い出の料理レシピや本気のお悩み相談などオリジナルコンテンツも収録した、初めてのエッセイ集『本音の置き場所』を11月4日に発売したフォーリンラブのバービーさん。

そんなバービーさんがパーソナリティを務めるTBSラジオ「週末ノオト」(毎週土曜13時放送)の11月14日の放送では、“えんみちゃん”の愛称でも知られる産婦人科医の遠見才希子さんが登場し、避妊やアフターピルなど「性」について対談。

エッセイ集の第六章で性的同意について綴っていたり、緊急避妊薬に関する疑問をTwitterで発信してきたバービーさんと、放送当日に配信した記事(「避妊をしてくれず20歳で妊娠…産婦人科医が危惧する「安易な緊急避妊」という言葉」)にて、意図せぬ妊娠による不幸な事件を防ぐために必要なことについて話を伺った遠見さん。

このお二人の対談には、日本では入手するハードルが高い緊急避妊薬の正しい知識をはじめ、私たち大人世代も真剣に考えなければならない「性」について学ぶべき点がたくさんありました。

緊急避妊薬にたどり着けない
女性がたくさんいる日本の現状

バービー:「週末ノオト」この時間のゲストは、“えんみちゃん”の愛称で中学・高校で性教育の講演を行なっている産婦人科医の遠見才希子さんです。こんにちは、ご無沙汰しております。

遠見:お久しぶりです。よろしくお願いします。

バービー:(今年)9月にNHKの(番組の)対談でご一緒させていただきましたけれども、色々と緊急避妊薬についても話しましたね。

遠見:そうですね、実は日本では緊急避妊薬が海外と比べて、とても手に入りにくい状況があります。緊急避妊薬っていうのは、避妊が不十分だった性交渉とか、レイプに遭ったりだとか、そういった万が一のバックアップとして女性の健康を守るためにとっても大切な薬です。72時間以内に飲むことで、高い確率で妊娠を避けることができ、世界の90カ国くらいで薬局で安く販売されているんですけど、日本だと(産婦人科・婦人科)の受診が必要で、大体1万円〜2万円くらいと高額なため、たどり着けない女性がたくさんいるという現状があります

産婦人科医の遠見才希子さん。

バービー:そうなんですよね。ちょっと遅れをとっていると言っていいのか、なかなか問題にも上がってこなかったみたいなのも現状としてありますよね。

遠見:そうですね。バービーさんがTwitterで大きく発信してくださった影響で、署名もガンガン集まって今10万人を超えています。

バービー:そうなんですよ。私も今回動きがある前に「緊急避妊薬、別名アフターピルはどうしてこんなに話が進まないんだろう」ってTwitterで呟いて、それを色々(な方が)また拡散してくださったりというのがあったんですけれども。まだまだ(緊急避妊薬について)分からない方もたくさんいらっしゃるのでメールを1通読みたいと思います。

けんたろうすさん、50歳男性。遠見先生が来られるということでお聞きしたいのは、緊急避妊薬についてです。24歳の娘を守る意味も含めて、母親から今度ちゃんとレクチャーさせて持たせようと思うのですが、副作用とか体に影響はないのでしょうか。そこが若干心配です。

遠見:はい。従来使われていたものと比べて、現在のアフターピルはとても安全性が高くて副作用も重大なものはほぼなくて、安全に使える薬です。海外では、WHOも多く渡すことを推奨していて、何かあったときにすぐ飲める「事前供給」という体制をとっているんですけど、残念ながら日本では、悪用・乱用みたいな視点がすごく強くて、受診した人だけに一錠、目の前で飲ませるみたいな医療機関すらあるくらい(高い)ハードルを設けられてしまっているんですよね。