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世界初! 深海を泳ぐダイオウイカの姿が撮影されたことが発表される

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

初めて捉えられた深海での生きた姿

2013年の今日(1月6日)、世界で初めてダイオウイカが深海で泳いでいる様子の撮影に成功したことを、NHKと科学者の国際チームが発表しました。

 

ダイオウイカとは世界最大の無脊椎動物ともされる大型のイカで、触腕(獲物を捕らえるための長めの触手)を含めた体長は10メートルにもなります。かつてヨーロッパの船乗りが恐れさせた伝説の動物「クラーケン」のモデルともされています。

そんなダイオウイカの動画撮影に成功したのは、国立科学博物館の窪寺恒己(くぼでら・つねみ、1951-)博士。彼は2004年にダイオウイカの写真撮影に成功するなど、ダイオウイカ研究の第一人者として知られます。窪寺さんは国立科学博物館とNHKディスカバリーチャンネルを中心に撮影チームを編成し、10年かけて下準備を行いました。

そして2012年、世界遺産の小笠原諸島沖で、深海で動き回るダイオウイカの撮影に成功したのです。映像は撮影の1週間後に『NHKスペシャル シリーズ 深海の巨大生物』として放送され、日本のみならず世界で大きなセンセーションを巻き起こしました。

ダイオウイカが網にかかることもある(2014年1月8日撮影) KyodoNews