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今日は「小寒」、天文学的に定められた二十四節気の定義をご存じですか?

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

「1年で最も寒さが厳しい期間」が始まります

2021年の今日、1月5日は、二十四節気のひとつ「小寒」に当たる日です。

 

二十四節気とは、一年をその気候から24の時期に分割した、古代中国由来の暦です。現在一般的に使われている「定気法」では、春分点を基準として黄道(太陽の天球上の通り道)を正確に24等分することで、それぞれの節気の期間を定めています。たとえば小寒は太陽黄経が285度になった瞬間(を含む日)とされています。

定気法は江戸時代から採用されており、「小寒を過ぎたら寒中見舞いを贈る」など、二十四節気を基準とする日本の風習も数多く残っています。

小寒は1月6日ごろから20日ごろにあたり、1つ後の大寒と並んで「1年で最も寒さが厳しい期間」とされています。寒さ対策に今年は新型コロナウイルス対策も加わるなど、いつも以上に健康に気を配りたいところです。

二十四節気はそれぞれ3つの時期に細分化することができ、合計72の小さな時期「七十二候」に分けられます。たとえば小寒は「芹乃栄(せりすなわちさかふ)」、「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」、「雉始雊(きじはじめてなく)」の3つに分かれます。まるで俳句の情景のように風流な名前ですね。

セリといえば思い出されるのが、1月7日の人日の節句。五節句とは中国の陰陽五行説をもとに誕生した、二十四節気とは異なる日本独自の暦です。3月3日の上巳の節句(いわゆる桃の節句)や、5月5日の端午の節句が特に有名です。

人日の節句には一年の無病息災を願って、セリなどが入った七草粥を食べる習わしとなっています。皆さんは、七草粥に入っているセリ以外の植物を全部言えるでしょうか? 正解はナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。

体調を整えて、今年の冬を乗り越えましょう!

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