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トランプの逆転を諦めない一定数の日本人が主張する「陰謀論」と「仲間意識」の正体

デマと憶測が飛び交い

選挙戦に参加しているわけでも無い日本でも

「あなたのメディアもまたマスメディアである」

日本時間の11月4日から開票が始まったアメリカ大統領選挙。

これを書いている時点では、ほぼすべてのメディアは民主党のバイデン候補に当確を出しており、すでに当選に必要な270人を大きく上回り306人の選挙人を得ていると報じている。これは奇しくも前回大統領選でトランプがヒラリー相手に得た選挙人と同じ人数である。

もはやバイデンの勝利は明らかであるが、トランプはいまだ諦めず、今回新型コロナの影響で各州ごとに導入された郵便投票を問題視、法廷闘争のフェイズに入っている。連邦最高裁に保守系の判事が多いことから、トランプ側に有利な裁定を下すのではという見方もある。

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確かに、これが仮に前回大統領選のように、選挙人の数では負けている候補が総得票数では上回っているような状況があれば、民意を汲んだ最高裁が何らかの措置を下す可能性はあるかもしれない。

だが、バイデンは選挙人の数だけでは無く、総得票数でもトランプを500万票以上を引き離している。選挙人の数、総得票数の両方ともバイデン勝利を示す状況で、わざわざトランプ一人のために、無理な判決を通すとは思えない。トランプの「イチャモン」が通る可能性はないと考えていい。

しかし、まだトランプの逆転を諦めていない人たちがいる。彼らは必死に「選挙は不正だ!」と叫び、不正な票を排除すればトランプが逆転して勝つと信じている。

アメリカの熱狂的なトランプ信者とも言うべき人たちがそう主張するのは分かる。トランプ自身、選挙戦の時から郵便投票に対する嫌疑を振りまいており、バイデンリードであればそれを騒ぎ立てるであろう事は最初から予想されていた。すでに選挙戦の時点でトランプ陣営は票読みによって自分たちが不利であることは分かっていたであろうことから、選挙後に騒いでいるのも既定路線である。

ところが、選挙戦に参加しているわけでも無い日本という異国でも「不正選挙だ!」などと必死に叫んでいる人たちがいる。