公式サイトより
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興収782億円の映画も…『鬼滅の刃』も及ばない中国の「デカすぎるアニメ市場」

「映画のチャイナリスク」も存在する

花澤香菜、宮野真守ら最強声優陣

今、中国のアニメーション文化がにわかに日本でも盛り上がる気配を見せているのをご存知だろうか。映画『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)ぼくが選ぶ未来』が11月7日に日本で吹き替え版が上映開始されている。

127館とはいえ、興行成績ランキング初登場8位と少し寂しい出足だが、公開2週目にして、前週比100%を記録するなど、粘り強い人気を発揮しそうな気配がある。

猫の妖精羅小黒(左)と無限/公式HPより
 

実はこの作品、今回が日本初上映ではない。2019年9月に在留中国人向けに池袋1館で上映が開始された。筆者はこの時に観に行ったのだが、日本語が全く聞こえず、中国に迷い込んだかのような独特の空気を今でも覚えている。

日本語字幕もあるにはあるのだが、Google翻訳をそのまま使ったかのような粗い日本語訳であり、さらに文字量も多く早く流れたために、言葉を追うのに苦労した。

それでも、その内容には大変感動した。物語は黒猫の妖精・羅小黒(ロシャオヘイ、花澤香菜)が深い森の中で暮らしていたが、人間による森林伐採により居場所を無くし、都会で暮らしているところを人間に襲われるところから始まる。

その後、妖怪のフーシーに保護されるものの、対立する道士のムゲン(宮野真守)に襲われてしまい、囚われの身となる。そしてムゲンと共に旅をしながら、人間と妖精のあり方を模索するのだ。

本作は上映当初から日本の熱心なアニメファンのみならず、アニメ業界関係者が熱視線を送っていた。最初は在留中国人向けだったものの、アニメファンの口コミで日本人にもヒットし、その後徐々に公開規模も拡大、この度晴れて日本語吹き替え版が制作された。