葉山の貸別荘「ファニーハウス」

GoToトラベルのウラで…「貸別荘」ビジネスが大人気になっていた…!

観光地復活の起爆剤となるか

「バケーションレンタル」を知っていますか

コロナ以前のように、インバウンドが戻ってくるには2年かかるとも言われている。封じ込めの成功例とも謳われる台湾ですら、台湾交通部(交通省)観光局が、“同国と海外との観光目的の往来を、来年第4四半期(10~12月)に再開する”との見通しを示しているほど。想像以上に、道のりは険しい。

日本政府は、観光支援策「Go Toトラベル」などで旅行業界の救済措置を試みているが、その効果は限定的だろう。二の矢として、新たな旅行の形と提唱する「ワーケーション」の推進に本腰を入れ始め、旅行者が激減する空白期間の穴埋めを画策している。“Work(仕事)”と“Vacation(休暇)”. を合わせた造語であり、「新たなワークスタイルを作り出す」――らしい。

ワーケーションは政府主導で進む〔PHOTO〕Gettyimages
 

もともと、ワーケーションは2010 年代前半に欧米で生まれた言葉だ。一般財団法人テレワーク協会によれば、ワーケーションとは、「テレワークを活用し、普段の職場から離れ、リゾート地等の地域で、普段の仕事を継続しつつ、その地域ならではの活動を行うこと」。

“普段の職場から離れリゾート地等の地域で”と聞くと、結局、ワーケーションとはかつての逗留や慰安旅行の焼き直しなのではないか? と突っ込みたくなるが、実はいま、昭和の時代に人気を博したリゾート地が思わぬ形で変貌を遂げているケースが珍しくない。ワーケーションを考えるとき、この動きを無視することはできない。

「バケーションレンタル」という言葉をご存じだろうか? 

バケーションレンタルとは、平たく言えば貸別荘のこと。リゾート地や観光地の物件を購入し、宿泊施設(貸別荘)として第三者に貸し出す。米国の調査会社フォーカスライトによれば、バケーションレンタルは全世界で11兆円ほどの市場規模を誇り、アメリカだけでも市場規模が約4兆円と言われている。実に、アメリカの旅行者の3割以上が利用経験があるほどポピュラーな存在だ。