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鬼滅の刃、NiziU、PS5…「ソニー」が次々と“ヒットコンテンツ”を生むのはなぜ?

流行コンテンツのほとんどに絡む

今年の流行語大賞にノミネートされた「鬼滅の刃」やガールズグループの「NiziU(ニジュー)」、そして発売前に売り切れるほど人気になった新型ゲーム機「プレイステーション(PS)5」には、ある共通点があります。

答えは「ソニー」です。

アイドルグループ「乃木坂46」や「NiziU」(ソニー・ミュージック)、人気スマホゲーム「Fate/Grand Order」やアニメ「鬼滅の刃」(アニプレックス)も、全てソニーグループが手掛ける人気コンテンツなのです。

見ての通り、近年の流行コンテンツはソニーから生まれています。

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「日本を代表する企業で、豊富な資金力があるし当然」という声もあるでしょう。それも否定しませんが、わずか8年前はメディアや投資家から「経営危機」「ソニーの時代は終わった」と言われる惨状でした。

2012年3月期には約673億円の営業損失と約4567億円の当期純損失を計上し、2015年3月期まで営業利益が伸びず、当期純損失も頻発するなど、まさに茨の道。大赤字を出した2012年当時CFO(最高財務責任者)を務めていた加藤優氏は会見で「聖域なき改革を断行していく」とまで述べていました。

 

その後、ソニーは構造改革に着手し、自社の優良物件を売って資金を捻出、リストラも敢行しました。しかし当時は大変不評で、技術者やハードへの軽視が経営危機を招いたという論調の報道が多く、名経営者として知られる井深大さんらを引き合いに出し、「昔は良かった…」的な記事も数多く見かけました。

構造改革や人員整理は、たしかに不振に陥った企業救済の定番ですが、だからといって必ずしも結果がでるわけではありません。そのなかで、いかにしてソニーが華麗な復活を遂げたのかを振り返ってみます。