【漫画】コロナ感染拡大のウラで、中高年を襲う「フレイル」の知られざる恐怖

「フレイル」って何…?

東日本大震災からもうすぐ10年が経つ。10年の日々は、被災者の上にも、静かに流れていっている。

娘と孫を震災で失った柴ばあと町を愛する豆柴犬・豆柴太の一日一日を描いた、「柴ばあと豆柴太」。今回のストーリーでは、このコロナ下だからこそ、他人事ではない、40代以上注目のつらい出来事が柴ばあを襲う。

「フレイル」という言葉をご存じだろうか? 

フレイルは、日本老年医学会が2014年に提唱した身体的機能や認知機能の低下が見られる状態のことを指す用語だ。

健康と要介護の中間に位置し、この状態での進行をいかに食い止められるか……が、その後の生活を大きく左右するといわれている。

このフレイルリスクが、新型コロナウィルスの蔓延で、急速に高まっている。

フレイルの進行は、(1)人に会わないなど社会活動の低下、(2)出歩かないなど身体活動の低下、(3)低栄養、(4)収入の低下、などによって進行する。

まさに新型コロナによる社会変化は、フレイルを進行させかねない状況といえるのだ。

筋力の衰えは、実は40歳からはじまる……と言われており、こうした衰えは、実は40歳には他人事ではない。

 

他人事ではないかもしれない

今回の「柴ばあと豆柴太」では、主人公のひとりである「柴ばあ」に、ある残酷な診断が下されることになる。

もし今回の作品を読んで「他人事ではない」と思ったら、ぜひ「大事な人を忘れない」ために、フレイル予防をはじめてみてほしい。40歳からフレイルを意識することが、その後の人生を大きく左右することになる。

次回11月26日更新では、残酷な診断を受けた柴ばあにさらに残酷な「忘れ」体験が! 寄り添って生きてきた豆柴太は、柴ばあに何ができるのか?

前に進み続けるだけでは苦しい、立ち止まる勇気と、そのときそばにいる人を見つめたいときに、ぜひ『柴ばあと豆柴太』を読んでみてほしい。

東北だけでなく、全国から「泣きました」「他人事ではない」「勇気をもらった」との感想が寄せられている。

あなたの「忘れたくない大事な人」はだれですか?

2011年3月……ボクと柴ばあは出会った。東日本大震災で家族をなくしたひとりと一匹が
よりそうながら暮らす東北のある港町。お弁当屋さんを営む柴ばあと、小さな豆柴犬の二人暮らしをめぐる四季の物語。東北の温かさと、せつなさが伝わるストーリーと4ページのそれぞれの心象風景できりとった、新しい形のコミックス。たのしい4コマをはじめとした描きおろしもいっぱい!

『柴ばあと豆柴太』(ヤマモトヨウコ著、講談社)

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作者紹介

ヤマモト ヨウコ

京都府出身。現在、転勤で仙台在住。初連載に緊張中。豆柴太をよろしくお願いします! https://twitter.com/YY0905

次回は11月26日更新!