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IUPACが「ニホニウム」を含む4つの新元素を認定!その名前の由来とは?

科学 今日はこんな日

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

「ニホニウム」「モスコビウム」「テネシン」「オガネソン」

2015年の大晦日(日本時間12月31日の早朝)、IUPAC(国際純正・応用化学連合)は新たに4種類の元素を認定しました。

IUPACとは国際科学会議に属する機関で、その中の命名法委員会が新たな化学物質の命名を行っています。2015年の大晦日、IUPACはこれまでに発見が報告されていた4つの元素を正式に認定しました。

その元素とは113番、115番、117番、118番の4種類で、中でも113番は日本の理化学研究所が合成に成功しており大きな注目を集めました。

翌2016年には、これら4種類の元素の命名案「ニホニウム」「モスコビウム」「テネシン」「オガネソン」が承認されますが、「ニホニウム」は言うまでもなく、理化学研究所のある日本が名前の由来です。アジアの国が新元素を発見・命名したのは初めてのことでした。

「モスコビウム」と「テネシン」は、2つの元素の発見したロシアとアメリカの研究所の所在地・モスクワ州とテネシー州に由来します。

そして「オガネソン」は、超ウラン元素の発見に尽力したロシアのユーリ・オガネシアン(Yuri Oganessian、1933-)に由来します。存命中の人物が元素名となったのはアメリカのグレン・シーボーグ(Glenn T. Seaborg、1912-1999)以来2例目で、考えようによってはノーベル賞よりも価値ある功績かもしれません。

モスコビウムとオガネソンが発見された、ロシアのドゥブナ合同原子核研究所 Photo by Getty Images