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【科学この日なんの日】今日はアメリカの発明家グッドイヤーの誕生日です

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

現代のゴム産業を生んだ画期的発明

1800年の今日(12月29日)、ゴムの加硫法を発見したアメリカの発明家チャールズ・グッドイヤー(Charles Goodyear、1800-1860)が誕生しました。

 

コネチカット州に住む大家族の長男として生まれたグッドイヤーは、16歳で機械について学ぶためにペンシルベニア州の大都市フィラデルフィアに赴きます。勉学に励んだ彼は、実家のボタン製造業を手伝うために一度故郷に帰ったのち、再びフィラデルフィアに戻って自立しました。

自立したグッドイヤーの関心の的は、当時最新の物質であったゴムでした。彼はゴムの強度を強めるために自ら実験を繰り返し、持ち込んだ完成品を企業に売ってもらうまでになりました。しかし初期のものは劣化が早く返品の山となってしまったため、彼は債権者によって刑務所に送られてしまいました。

その後も破産と監獄送りを繰り返しながら、グッドイヤーはめげずに実験を続け、ついにゴムの加硫法を発明しました。生ゴムに硫黄を加えることで、ゴムの弾性限界が大きくなり耐久力が増すことを見いだしたのです。

加硫法は現在のゴム産業に欠かすことのできない技術であり、タイヤのみならず幅広いゴム製品が彼の発明によって可能になりました。ちなみに、アメリカのタイヤメーカー・グッドイヤー社は彼の名前にちなんで名付けられたものですが、彼の一族と同社との間に直接のかかわりはありません。

グッドイヤーの肖像 Photo by Getty Images