「なぜ結婚できないのか」が見えない

35歳まで、結婚相談所経由で100人近くの男性に会う。しかし、葉子さんに“合う人”はいなかった。

「結婚相談所の相談員の方から、“妥協した方がいい”と言われ、普通の会社員の男性とも会ったのですが、仮交際までいっても、真剣交際にはなりませんでした。向こうから真剣交際を申し込まれたことはありますが、私から申し込んだのは数人。それだって妥協を重ねて申し込んだのに、向こうから断られたんです」

結婚相談所に、理想の相手はいないと感じ、友達や仕事関連に紹介を頼む。
「それまで、聞かれなかったのに学歴や出自について話さねばならず、地方出身や短大卒だと話すと相手から“ああ、そうだったの”という顔をされて、その数日後に“紹介しようと思っていた人、結婚する予定の人がいるってわかったの。ごめんね”と断られるんです」

過去は、変えられない。20歳からの6年間交際していた彼(既婚者)と同じ結婚をするには、生まれ直さなくてはいけない。
「婚活仲間が35歳で結婚したのですが、相手は結婚相談所で見つけたそうです。彼女はお父さんが財閥系商社に勤務しており、その財閥グループの関係者じゃないと入会できない結婚相談所で結婚相手と知り合ったそうです。2人は今でもうまくいっていて、“育った家庭環境が近いから、うまくいく”と言っていました。すぐに双子の女の子が生まれて、幸せそのものの家庭を築いているんです」

葉子さんは婚活をしている14年間、婚活はしつつも彼を切らしたことがない。実際に複数人の男性と交際しているが、ほとんどが既婚者や独身主義者で、葉子さんが求める「結婚」に向かう相手ではなかったからだ。

「2年前に、独身主義で、たま~に私とセックスしていた同じ年の男友達が15歳年下の女性とデキ婚をしたんです。あのときはショックで寝込みました。

あまりにも落ち込んでいたら、友人から外国人をすすめられましたが、文化の問題もあるし、1年の留学経験はあっても、万が一海外にずっと住むことになるのも自信がない。しかも、入籍も大変だとし思うけれど、離婚も大変。子供が生まれたときの親権や国籍も悩まなくてはいけないので、無理だと思いました」

失意のあまり飼い始めたのが2匹の犬。その存在に癒されているという。
「体温があるものが家にいるのは、とても幸せです。彼らがいるから、仕事も続けられるし、気持ちが安定する。でも、寿命的に考えれば私よりも早くいずれ死んでしまう……。それまでに結婚しないと……」

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ところで、離婚歴がある男性はどうなのだろうか。
「かつて、他の女性を愛した人は避けたいんです。やはり、自分が一番でいたい。それに、妻という立場で、別の女性と比べられるのは本当に嫌。批判覚悟でいいますが、不倫をしていたからこそ思うのかもしれません」

葉子さんは35歳から休んでいた婚活を、そろそろ再開しようと考えているという。
「妊娠もホントにギリギリなので、そろそろ本気出さないと。35歳の時に卵子を冷凍保存しているので、まだ間に似合うと思うんですけどね」

今後、彼女は結婚できるのか、それは誰にもわからない……。