婚活を始めてみたものの…

彼と別れてしばらくした後、葉子さんは、気持ちを切り替えて、「彼のような結婚をすべく」、婚活に本腰を入れる。

「でも、周囲の“いい人”(高年収・高学歴)は、みんな結婚していました。“普通の人”(年収400万円程度)ですら、彼女がいたり、結婚したりしている。しかも、年上で経済的にもゆとりがある人とずっと付き合っていたので、普通の男性が子供に見えちゃうことにも気付きました」

自力では無理だと悟った葉子さんは、お見合いパーティに申し込む。女性が無料であるところを選んだ。
「主催会社の会議室で行われたパーティは、ビュッフェ付きと言っていたのですが、出されたのはコンビニおにぎりとスナック菓子。そこにみんなが群がって話をしているんですよ……」

無料の場でこんな出会いがあるというのも虫が良すぎると知った…Photo by iStock

20対20だが、男性は最悪だった。
「母親同伴で来ている人もいたし、地方から夜行バスで来て、田んぼと土地があると一方的に自慢する人、初対面の第一声で親との同居の可否を求めた人もいました」
このパーティに参加し、“タダより高いものはない”と痛感。ハイエンドな男性との出会いを謳う結婚相談所に登録する。

「男性会員が、医師や歯科医師、弁護士、会計士、会社経営者、大手企業の方だという相談所に入会。ここは入会に30万円で、パーティに参加のたびに5万円ずつ払っていました。1年間で100万円以上つぎ込みましたが、全く成婚しないまま、退会しました」

ここで学んだのは、ハイエンド男性の多くは、大学時代の同級生と交際して結婚しているということ。また、結婚相談所に登録しているハイエンド男子は、何らかの“問題”があること。問題とは、コミュニケーション能力、容姿、服飾センス、体臭、性格、家族構成など。

「上から目線で、自分が世界で一番偉いかのように話すんですよね。何人かとお付き合いしたのですが、すぐに体を求めてきて、断ると“ババアのくせ”と暴言を吐かれた。いい人もいたのですが、結婚について話すと、“頼まれてこのパーティに来ており、結婚する女性は同じ医師と決めている”と言う(笑)」