10年以上、既婚者と恋愛をしている当事者の話を聞き続け、『不倫女子のリアル』、『貧困女子のリアル』 などの著書もある沢木文さんは、今まで数多くの女性たちのリアルな日常を取材してきた。そんな女性たちの中には、不倫や破産など、人には言えない秘密を持つ女性たちが想像以上に多いと話す。何かにのめり込んで、抜け出せなくなってしまった女性たち。その実態を今回もお伝えしたい。

今回話を伺ったのは、華のある41歳のキャリア女性。20歳の時に父親よりも年配の魅力的な男性と不倫関係になるも、自分もこんな結婚がしたいと奮起し、26歳から婚活にお金を注いでいる。15年近くの間、彼女が感じたこととは……。

ロングヘアの似合う素敵な女性が婚活に苦しむ理由は…(写真はイメージです。写真の人物と本人は関係ありません)Photo by iStock
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41歳、婚活に300万円以上つぎ込んだ

嶋田葉子さん(仮名・41歳)は、IT関連会社に勤務している。大学卒業後、派遣社員を経て、PR会社に正社員採用。その後、外資系機械メーカーに引き抜かれ、数年間勤務後に、1年間の海外留学を経て、現職に至っている。

華やかな“いい女”という容貌で、ロングヘアは常にツヤツヤ、幾何学模様や植物がプリントされた着る人を選んでしまうラップワンピもすんなりと着こなしてしまう。月一でネイルサロンに通い、一人暮らしの部屋には花を飾っている。小型犬を2頭飼っており、愛情込めて世話をしていることがSNSからも伝わってくる。

直接会ってみても、性格もポジティブで明るく、下ネタも話し、下町の酒場なども詳しい。一見、全く悩みがないように見える葉子さんにも苦悩がある。それは、結婚できないことだ。

「周囲からは“結婚しない人”と思われていますが、私は結婚がしたくてもできない人間なのです。26歳から婚活を始めて14年間、もうすでに婚活には300万円以上つぎ込んでいると思います」

第一印象や振る舞いなどから、葉子さんと話していると、都心の裕福な家庭に育ち、高学歴の持ち主だと誰もが思う。洗練された身のこなしとコミュニケーション、持ち物のセンスの良さで、“きっと、代々木上原とか学芸大学などに実家がある感じ”という印象を持たれることが多いという。

「人って、余計なことを言わないと、結構な確率で勘違いするんですよ。“沈黙は金”とはよく言ったものですよね。私は短大卒で、地方出身です。ホントに都心に生まれ育った人は、こんなに頑張らない(笑)。こんな格好をしない人が多いですよね」