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元旦から台風が発生していた!?  驚きの観測史上最速/最遅の記録とは?

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

一年で最も早い/遅い台風の発生は?

2019年の元日、 気象庁の観測が始まった1951年以降最速で台風1号が発生しました。

 

「新年始まって早々に台風?」と思うかもしれませんが、一般に日本の「台風シーズン」と呼ばれるものはこれからだんだんと暖かくなる2月下旬から始まることが多く、1月の台風は前シーズンの台風がまだでき続けていると言えます。

なので、適切に表現すると「1月なのにまだ台風が?」と驚くべきなのです。

2019年台風1号の経路図 photo by 気象庁ホームページ

さて、我々が普段あまり気にしない台風ですが、実はその一つ一つに名前があります。

アジアでは「台風委員会」と呼ばれる会議に参加している国々がそれぞれいくつか提唱した名前から計140個が採用され、できた順にローテーションで命名されています。

2019年の台風1号はラオスが提唱した「パブーク(Pabuk)」という名前になりました。現地の淡水魚の名前だそうです。

ちなみに最初に名前がついた台風は平成12年の台風第一号で、カンボジア語で「ゾウ」を意味する「ダムレイ(Damrey)」の名が与えられました。以降、140番目の「サオラー(Saola)」まで順々に名前が付けられ、最初に戻ります。

日本が提唱した台風の名前としては「ウサギ(Usagi)」や「カジキ(Kajiki)」など星座にまつわる10個の名前があります(うさぎ座やかじき座)。

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最後に、台風のできた日にちにまつわる豆知識をお伝えします。

気象庁の観測が始まって以来、台風ができた速さの記録は以下の通りです。

・第1位:2019年 1月1日 15時

・第2位:1979年 1月2日 9時

・第3位:1955年 1月2日 15時

また、一年で最も遅くできた台風は2000年12月28日の台風23号となっています。