新設住宅着工戸数でも「一戸建て」
これは、新設住宅着工戸数にも表れている。
国土交通省の『建築着工統計調査』から、分譲住宅の戸数をマンションと一戸建て(建売住宅)に分けてみると、図表2のようになる。
マンションは11年、12年と着工戸数が増加して、先の図表1にあるように13年の新規発売戸数のピークにつながった。
図表2 分譲住宅のマンションと一戸建ての戸数推移(単位:戸)

しかし、14年以降はマンションの着工戸数ペースが大幅に減速、一戸建てとの間には大きな水を開けられている。
新築住宅といえばマンションという時代から、一戸建てへ流れが大きく変わろうとしているのではないだろうか。