ウィリアム・アンダース宇宙飛行士が撮影した「地球の出」

アポロ8号が撮影した「史上最も影響力を持った写真」と世界初の偉業

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

「アポロ計画」の重要なステップ

1968年の今日(12月21日)、アメリカ航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration:NASA)が宇宙飛行船「アポロ8号」をフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げました。

 

船長のフランク・ボーマン(Frank Borman、1928-)ら3名の宇宙飛行士を乗せたアポロ8号は、打ち上げから69時間15分後のクリスマスイブの日、人類で初めて月周回軌道に乗りました。

月面への着陸を目標とするアポロ計画において、「アポロ8号」の成功は非常の大きな意味を持っていました。月の上空の安定した軌道への到達、着陸候補地5ヵ所の決定、そして月の周回軌道から離脱し地球へ戻ってくるという、その後の計画に必須のプロセスを見事に成功させたのです。

また、搭乗した3名の宇宙飛行士は、月の地表から地球が昇ってくる「地球の出」を初めて目撃することになりました。このとき、ウィリアム・アンダースが撮影した写真は「史上最も影響力を持った写真」とも言われています。

  当時の映像を含む動画

この翌年、アポロ計画はさらに進展していきます。3月にはアポロ9号が、5月には10号が打ち上げられ、月着陸船の性能試験を行ったのち、7月にはアポロ11号が打ち上げられ、月面着陸に成功することになるのです。