ラジオの「FM」と「AM」はなにが違う? 不幸な死を遂げたFMラジオの発明者

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

発明家と特許訴訟

1890年の今日(12月18日)、アメリカの電気工学技術者エドウィン・ハワード・アームストロング(Edwin Haward Armstrong、1890-1954)が生まれました。彼は学生時代に取得した、電波の受信に使われる回路の一つ「再生回路」の特許を始めとして、生涯で42件の特許を取得しました。

 

彼の業績でよく知られるのは、ラジオの送受信の方式の一つであるFM方式の発明です。

ラジオは、電波を変調させることによって音声を送受信していますが、この変調の方法によって種類が分けられます。FM方式の「FM」は、「Frequency Modulation(周波数変調)」の略で、音声に合わせて周波数を変化させるという方式です。

一方、より早くから発明されていたAM方式の「AM」は「Amplitude Modulation(振幅変調)」の略で、音声に合わせて電波の振幅を変化させる方式です。 FMのメリットとして、AMよりも音質が良いことが挙げられます。

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アームストロングは、FMの実用化をめぐった訴訟に疲れ、1954年に飛び降り自殺によりこの世を去りました。未亡人となった妻は夫の後を継ぎ、15年の歳月をかけて全ての訴訟に勝利を収めました。