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【台湾の天才】オードリー・タンが語る“対立を生まない”SNSの使いかた

オードリー・タン 自由への手紙(6)
オードリー・タン。
新型コロナウィルスが蔓延する台湾で、マスク在庫がリアルタイムで確認できるアプリ「マスクマップ」を開発し、その対応が絶賛されたことで名前を知った人も多いことだろう。
彼女(氏によれば「性別なし」なのだが、
ここでは便宜的にそう呼ばせていただく)は2016年、35歳という若さで蔡英文政権に入閣、デジタル担当政務委員(大臣)に就任。
そんな彼女が語った、このデジタル時代に「自由になる」ということ、貴重なインタビューを『オードリー・タン 自由への手紙』よりお届け。第6回は「対立から自由になる」。>今までの連載はこちら!

対立から自由になる

ハッシュタグが時に、国家を超えた力をもつ。

国家で、組織で、ハッシュタグの影響力が拡大していく。

あらゆる場において、デジタルネイションは今後も確実に増加しつづけるでしょう。私はこれを、歓迎すべきことだととらえています。

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たとえば学校や会社、コミュニティで孤立しているような人でも、自己を同化できるなにがしか、仲間という存在をインターネット上に見いだすことができれば、もはや孤独は感じないでしょう。

純粋にオンラインである必要もありません。私にとってのハッシュタグは、自分の近くにいて同じ関心事をもつ人たちと出会う最適な手法であり、そこから対面の関係につながることもあります。

 

オンラインできっかけを増やす

誤解しないでほしいのは、私は「すべてをオンラインにせよ」と言っているのではないということ。

ただ、共同で何かに急いで取り掛かるようなとき、信頼関係を築くための最初のきっかけとしてオンラインで会うのは、すばらしい方法だと言いたいだけです。お互いの関係性を深めるのは、出会ってからでもいい。これは人との付き合いかたの多様化でもあります。

インターネット以前は、お互いをよく知ってからでないと、共にプロジェクトに取り組むことはできませんでした。また、場所の制約もありました。こう考えると、可能性が広がっているということです。