旅作家の歩りえこさんによるFRaU web連載「世界94カ国で出会った男たち」(毎月2回更新)では、歩さんが世界一周した様子を綴ったエッセイ『ブラを捨て旅に出よう』に綴られていないエピソードをお伝えしています。

今回は、アフリカ中東に位置する「ウガンダ共和国」を訪れたときのお話。ウガンダを訪れたら必ず行きたいと思っていた場所、そして会いたかった日本人男性について綴っていただきました。歩さんがその男性に会いたかった理由、彼と交わした会話とは……。

歩さんの今までの連載はこちら▶︎

日本とは真逆だと感じた「美の基準」

東アフリカのウガンダへと長距離バスで入国した。

砂埃まみれの街、首都カンパラに到着してまず驚いたのは、ウガンダ女性の巨尻だ。「大きめ」という表現を遥かに超えており、思わずその巨大なヒップを凝視しながら後ろを歩きたくなる位……とにかく「バカでかい」のだ。

ウガンダ女性の巨大ヒップ。写真提供/歩りえこ

カンパラで滞在することにした安宿の宿主に聞いてみると、ウガンダでは痩せていることは貧困の証と見られることから、【太っていればいるほどに美しい】というイメージになるそうだ

特に婚前は目一杯太った美しい姿で結婚式を挙げるために、1日に16000カロリー以上を目安に摂取して、一切運動をしないという方法で3カ月間籠りきりの日々を過ごすらしい。

日本人女性の場合、婚前にブライダルエステへ通い、痩身や肌の手入れなどをしてタイトなウエディングドレスを着こなすために必死でダイエットをする人が多い印象だが……ウガンダでは真逆なのだ。女性の痩せ信仰が根強い日本だが、美の基準はその国によって全く異なることを知った

また、驚いたことにどの女性もその豊満ボディを隠すことなく、身体にぴったりとしたデザインのカラフルな衣服を着ている。

北米で見たふくよかな体型の女性たちはダボダボのTシャツを着ていることが多く、お洒落にもあまり興味がなさそうな雰囲気だったが、ウガンダ女性はその見事なまでのふくよかボディを惜しげもなく披露しながら自信満々に街を闊歩しており……痩せたモデルがもてはやされる先進国の女性よりもずっと魅力的に見えた

ウガンダ女性は皆カラフルでお洒落な服を着ている。写真提供/歩りえこ

「これがワタシ。豊満で綺麗でしょう?」と、言わんばかりに自信を持って堂々と歩く姿はとても美しく、思わず彼女たちが着ているウガンダ伝統衣装を着てみたいと思った。