社内のあらゆる「ブラック」をめった斬る!?

(C)くまさん、井村なるみ 『ブラック企業に夜露死苦!』(ぶんか社)

極端な長時間労働、残業代や給与などの賃金不払、達成困難なノルマ、パワハラ、セクハラなど、劣悪な労働条件・環境下で従業員を働かせるブラック企業。過労死や過労自殺にまで追いこんでしまう企業もあり、社会問題にもなっている。

そんな労働者にとって目の敵ともいえるブラック企業をテーマにしたマンガ『ブラック企業に夜露死苦!』。スマホ向けコミックサイト『マンガよもんが』で現在連載中の人気作だ。

(C)くまさん、井村なるみ 『ブラック企業に夜露死苦!』(ぶんか社)

主人公の猫田麻也は男性だが、女性のような顔立ちで昔からよく男性に言い寄られてきた。そして直属の上司からもセクハラを受け、それに耐えかねてしまい、上司を殴ってしまう。その処分として、花形部署と言われる第一企画部から、謎の【総務部第二課】に異動が命じられる。

社内での表向きは「雑用課」で、「行き場の無くなった者が行きつく場所」などと呼ばれている、この謎の部署は、実は社内の「闇」を暴き、「ブラック」な部分をひきずり出すための部署だったのだ。顔はいいがクセの強い部長・宇佐美を筆頭に、個性豊かなメンバーとともにブラックの撲滅に奮闘するがーー。


目にしたことのある闇シーンも!?『ブラック企業に夜露死苦!』試し読みはこちらから▼

担当編集より一言!

「ブラック企業での体験談が、最近SNSでよく話題になっているよね」と、原案のくまさんと話していたことが『ブラック企業に夜露死苦!』を作る最初のきっかけでした。社内のあらゆる「ブラック」な部分を特務課の宇佐美・猫田コンビが暴いていくストーリーで、作画の井村なるみさんの絵柄は親しみやすいライトな雰囲気なのですが、怖いシーンは重々しく描いていただいているので、そのギャップも見どころのひとつです。井村さんも以前所属されていた会社で「ブラック」を感じることがあったのだとか。

私が大学生のころにアルバイトをしていた会社には、社員がなにか失敗をすると大声でフロア全体に響き渡るように反省文を読んで、みんながそれを罵倒するといった習慣がありました。そこは業界では大手と言われる会社で、社員の待遇も良かったと思いますが、正直ここには就職したくないなと思いながらバイトをしていました。待遇はホワイトでも人間関係がブラックな例ですね。

今年はコロナウイルスの影響もあり、働き方を見直す人も多かったのではないかと思います。編集部でもビデオチャット会議が定着し、テレワークを推奨しています。でもSNSを見ていると「ああ、出社しなくても家でできる仕事なのに、このコロナ渦の中を出ていかないといけないのかぁ」なんてつぶやいている友人もたくさんいて、これを機に転職する人もいました。といった話も『ブラック企業~』の中に入れられるね、と打ち合わせで話しています。

本作に収録されているお話は、スカっとするエピソードから後味の悪いリアルなものまで様々です。すべてを綺麗に解決できるわけではないんですね。そんなところも闇だと思います。今後、各キャラクターたちの過去も明かされていくので、楽しみにしていただければ幸いです。

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(C)くまさん、井村なるみ 『ブラック企業に夜露死苦!』(ぶんか社)