東京ハートセンター外観(公式サイトより)
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「遺言偽造」騒動も…逮捕された元JALCAの「セレブ病院妻」が送った「虚飾の人生」

とにかく、パリが大好き

11月10日、警視庁捜査2課は、医療法人元理事長夫人の遠藤容子容疑者(63)ら3人を業務上横領容疑で逮捕した。

容子容疑者は、夫の遠藤真弘(78・東京女子医大名誉教授)が理事長を務めた医療法人の資金を私的に流用。資金の一部は、シャネルなどの高級ブランド品の購入に充てられたとみられる。乱脈経理によって医療法人はいずれも破綻(民事再生中)。真弘元理事長は乱脈経理について「妻が主導し、自分はよく知らなかった」と周囲に話していた。

遠藤容子容疑者(左)

容子容疑者は、日本航空の元CA(客室乗務員)で、東京女子医大教授の真弘と結婚。夫と2人で医療法人を立ち上げ、裕福な生活を送っていた。だが、警察の捜査や知人の話によると、容子容疑者の華麗な経歴は「虚飾」そのものであり、あろうことか真弘の母の「遺言偽造」騒動を主導していたとみられる。その軌跡を追った。(文中敬称略)

東京ハートセンター公式サイトより
 

「容子さんは元CAだけあって、一見すると華やかな雰囲気持つ社交家に見えますが、とにかく見栄っ張りです。高級志向、上昇志向が強烈で、サンドイッチ一つ買うのも、わざわざ三越で買うというブランド好きです」

容子容疑者の人となりを知る人はそう話す。

容子は高級ブランド好きで、愛車はBMW、身に着けるのはシャネルやカルティエといった超高級品ばかりだった。

「容子さんはよくパリに旅行に行っていました。パリのシャネル本店で買ったオートクチュールや、カルティエなどの腕時計、豪華な宝石をいつも身に着けて着飾っていました」(同前)

容子は、日本が高度成長に入って間もない1957年に生まれた。敗戦後の日本は朝鮮戦争特需で息を吹き返し、東京オリンピック、大阪万博を経て急速な経済発展を遂げていく。そうした上げ潮の時代の中で、容子も成り上がっていった。