2020年11月8日、秋篠宮文人親王の「立皇嗣の礼」が行われた。御代替わりでは「立太子の礼」でその時代の皇太子を皇位継承第一位であることを宣言してきたが、「立皇嗣の礼」は憲政史上初めての皇室儀礼である。こうして、2019年5月1日より皇嗣となっていた秋篠宮殿下が皇位継承第一位であることが国内外に宣言されたこともあり、さらに秋篠宮家には注目が集まることとなる。

さて、12月29日で26歳のお誕生日を迎えられるのが、次女の佳子さまだ。皇族の減少が心配される中、眞子さまがご結婚されたのちに佳子さまのご公務などはどうなるのだろうか。

皇嗣となる家系で学習院以外の選択

佳子さまが幼少期からフィギュアスケートを習い、ダンスをたしなまれていることなどで「現代的なプリンセス」という印象が強いが、眞子さまが先んじて新たな道を切り開いていらしたといえる。
眞子さまの前には、眞子さまの4歳年上にあたる高円宮家の承子さまはエジンバラ大学に留学中に学習院女子大学を中退。帰国後早稲田大学に進学、卒業された。高円宮家第3子女の絢子さま(守谷絢子さん)は福祉を学びたいと城西国際大学に進学された。
さらに皇嗣家である眞子さまが学習院を選ばれなかったことで、より一層「新しい皇室の形」を印象付けることとなった。

国際基督教大学(ICU)をAO入試で受験された眞子さまは、2010年4月に同校に入学。2012年~2013年には交換留学生として英国のエジンバラ大学に留学され、2014年にICU教養学部アーツ・サイエンス学科を卒業した。同年9月にはふたたび英国へ行ってレスター大学大学院に進み、博物館学研究科を修了、2016年1月に正式に修士号を受理されている。まさに「グローバルな学び」を選んでいらしたといえる。

佳子さまは学習院女子高等科のときにほかの大学を受験したが不合格となり、内部進学で学習院大学に進学した。そのことは2016年の「佳子内親王殿下ご成年をお迎えになるに当たっての記者会見」で自ら明らかにしている。ここで「幼稚園から高校まで学習院に通っており、限られた一つの環境しか経験できていないと感じることが多くございました」と語っているように、学習院に進学したものの、「ほかの世界で学びたい」という思いが強かったようだ。アメリカ留学後に学習院大学を中退し、眞子さまの後を追うかのように2015年に国際基督教大学に再入学。2017年9月から2018年まで英国・リーズ大学に留学された。

2017年、留学のために東京国際空港を出発される佳子さま 写真提供/JMPA

国際基督教大学に進学される理由については、前述の会見で次のように語っている。

「国際的な大学生になってから、公的な活動に参加させていただく機会が増えました。このような中で、英語でコミュニケーションを取れることや、幅広く様々なことを知っていることが大切であると感じるようになりました。このような点で、充実した英語教育や専攻を決めずに幅広く学ぶことのできるリベラルアーツ教育を実施しているICUで学びたいと考えるようになりました」

現在、ご公務で流暢な英語でおもてなしをされる皇后雅子さまの横で、通訳なしで会話をされている佳子さまの姿も確認できる。

2019年12月、ウズベキスタン国大統領ご夫妻を招いての午餐会にて 写真提供/宮内庁