「さらに野田氏は『(稲田氏が主宰する)女性議員飛躍の会が自民党本部709号室を使うのはおかしい』と主張しだしました。一議連が党の会議室を占有するのは認められないというのです」(前出・中堅議員)
野田氏には稲田氏への積年の遺恨もある。'14年に野田氏が総務会長を外れ、稲田氏が政調会長に就いた時のことだ。
「野田氏が女性活躍関連の資料を渡そうとしたのですが、稲田氏は『あとで見ます』と放り投げ、野田氏を激怒させたのです」(別の中堅議員)
女性総理を目指す二人の闘いは、嫉妬も絡んで激しさを増している。
『週刊現代』2020年11月14・21日号より