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最新Macで判明!アップル「3つの凄み」と「2つの懸念」

10年がかりの「深謀遠慮」を読み解く

待望の「自社製チップ」を搭載

2020年11月11日(日本時間)、アップルが「自社設計半導体=Appleシリコン」を使ったMacを発表した。

今年6月の開発者会議「WWDC」をふまえて以前の記事で指摘したように、過去15年間、インテル製のCPUを使ってきたMacは、今後2年間で、インテルから離れていく。

【写真】1 Macにおける、インテル製から自社設計半導体への移行を発表した、アップルのティム・クックCEO

アップル自家製の半導体を採用したMacは、いったいどのようなコンピュータになるのか?

そして、アップルはなぜ、インテルから離れる決断をしたのか?

その点を探ってみよう。

「なるほど」なネーミング

アップルは、自社で設計したMac向け半導体を「M1」と名付けた。その意味は公開されていないが、「なるほど」というネーミングではある。

【写真】2 新型Mac用の半導体の名前は「M1」

M1を使ったMacは今回、3モデルが登場した。

最もコンパクトな据え置き型である「Mac mini」(7万2800円から)、薄型ノートブックの「MacBook Air」(10万4800円から)、そして、よりパフォーマンス重視の「13インチ MacBook Pro」(13万4800円から)だ。

【写真】「MacBook Air」 新しい「MacBook Air」。デザインは従来のものと変わっていない
【写真】デスクトップ型の「Mac mini」 デスクトップ型の「Mac mini」。M1版Macのなかではいちばん安価で、7万円台から
【写真】13インチモデル「MacBook Pro」。今回は13インチモデルのみの採用となった

超高速化して価格は据え置き

面白いことに、これら3モデルはいずれも、既存の「インテル製CPU」搭載モデルから、デザイン面ではほとんど変更されていない。だが、その性能は大幅に向上した、とアップルは説明している。

アピールされた数字は、どれも派手だ。