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# エンタメ

『バイキング』拡大でも密かに進むフジの「坂上忍離れ」 過去の傷も致命傷か?

蜜月関係にあったはずでは…

冠番組とMCを務める特番が終了

今秋、坂上忍がMCを務める『バイキング』(フジテレビ系)の放送時間が55分間拡大され、番組名を『バイキングMORE』に変更。約3時間にわたる生放送の情報番組は、各局を見渡しても最大級の長さになったこともあり、多くのメディアがフジテレビと坂上忍の蜜月ぶりを報じていた。

そんな多くの記事を目にした人々は、「何でフジは坂上を使うんだ」「だからフジはダメなんだよ」などと批判の声をあげていたが、これはミスリードであり、過敏に反応する必要はない。実際のところ、メディアの見方とは逆に、フジテレビと坂上の蜜月は終わり、むしろ離れはじめているようなのだ。

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たとえば今秋、坂上の冠番組『直撃!シンソウ坂上』が終了して、千鳥がMCを務めるネタ番組『千鳥のクセがスゴいネタGP』がスタート。

さらに坂上がMCを務め、春秋の改編期に放送されていたドラマ番宣特番『FNSオールスター春(秋)の祭典』(フジテレビ系)に変わって、バナナマン・設楽統がMCを務める『FNSドラマ対抗お宝映像アワード』が放送された。

その他でも、同じく坂上がMCを務め、年2~3回のペースで放送されていた特番『実録!金の事件簿』(フジテレビ系)も今年に入って放送されていない。

スタート当初から何度か放送内容のテコ入れが見られる『坂上どうぶつ王国』(フジテレビ系)こそ継続放送されているが、固定ファンの多い動物を扱っているにもかかわらず視聴率の低迷は続き、「いつ終わっても不思議ではない」と言われている。

 

肝心の『バイキングMORE』も放送時間が拡大されたことで、かえって番組全体の視聴率は低下し、ライバルの『ひるおび!』(TBS系)、『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)、『ヒルナンデス』(日本テレビ系)に大きく遅れをとっている。フジテレビとしては、エース格の伊藤利尋アナを『とくダネ!』から移動させてサポートにつけての結果だけに頭の痛いところだ。

これらを見る限り、フジテレビが密かに坂上忍離れを進めている様子がわかるのではないか。坂上は現在53歳とまだまだ老け込む年齢ではなく、むしろMCとしては脂が乗った年代であるにもかかわらず、彼の身に何が起きているのだろうか。その理由には彼を取り巻く2つの背景が挙げられる。