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「バイデン勝利」祝福のウラで、イギリスとアメリカ「溝が深まる可能性」

「特別な関係」はどう変わるのか?

トランプが「過去の人」に…

米大統領選挙でジョー・バイデン前副大統領の勝利が確実となった7日、米国各地に特派員を飛ばし、24時間体制で報じてきた英メディアは歓喜に沸く米国民の様子を次々と映し出した。

すべての票が開票されていない状態だったが、「ともに喜ぶ」姿勢をとった。バイデン氏を次期大統領と目し、トランプ現大統領を「過去の人」として扱った。

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これをはっきりと感じたのが、この日、筆者がニュース専門局「BBCニュース」の夕方の報道を見ていたときである。

投票行為に不正があったとして裁判に訴えると宣言したトランプ大統領について、ワシトンにいる女性司会者とロンドンの男性司会者が「まだしがみつこうとしている」という主旨の冗談を交わしていた。

 

BBCはイギリスでは「公共サービス放送」の1つに入り、報道では不偏不党が義務化されている。ニュース番組の司会者が自分の意見、特に政治的見解を表明することは許されていない。しかし、「バイデン候補が勝ってよかった」という論調で番組が進行していた。

トランプ大統領はこれまで、米ニューヨーク・タイムズやCNNなどを「偏向している」と批判してきたが、今や英メディアの報道は「バイデン氏勝利で、良かったね」という流れに一気に染まってしまった。