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ヤフーとLINEが「合体目前」で、日本のIT企業に起きるヤバい変化

今週の「AI株価予報」で読む

統合の本当の狙いはどこにある?

Zホールディングス(4689)。ヤフーの体制移行にともなって誕生した持株会社であり、孫正義氏が率いるソフトバンクグループの中核企業でもある。

同社(ZHD)は、単なる情報通信がメインの「旧ヤフー」ではない。PayPayや動画視聴サービスのGYAO!など、ヤフーのプラットフォームで提供する事業会社も傘下にあるが、事業者向け通販のアスクルやジャパンネット銀行、そして前澤友作氏が創業したZOZOなど、さまざまな大企業を内包した巨大組織である。

ソフトバンクからすれば孫会社、ひ孫会社が次々と増えていく、かなり複層化した組織で、その全容を一度に把握することは難しい。さらに、ZHDには「大仕事」が控えている。

経済アナリストは次のように解説する。

「21年3月、ZHDはLINEと経営統合する予定です。もともと今年10月に統合を完了させるはずでしたが、コロナの影響で手続きが遅れたことで来年に持ち越しとなっていました。

この経営統合には、さまざまな狙いがあります。まずヤフーとラインの純粋な会員数の合計で、GAFAに対抗できる存在に近づくこと。また、PayPayとLINE Payの合計で国内のスマホキャッシュレス決済のシェア6割以上を握り、楽天など競合とさらに差をつける狙いがあるはずです」

Zホルディングスの川邊健太郎CEO(左)、LINEの出澤剛CEO
 

ZHDはGo To Eatキャンペーンで注目を集め、10月末に上場したグルメ口コミサイトの「Retty」への増資を強めている。両社の関係は強く、今年のキーワードである「コロナ経済対策」へ真っ正面からコミットしようとしているわけだ。