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# 宗教

人は「死んだら」どうなるのか…? じつは「死者の世界」と「幽霊」が存在しないワケ

一神教の「考え方」

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教。この三つの宗教は、どれも一神教です。

ユダヤ教からキリスト教、そしてイスラム教が分かれたので、この三つは、同じ神を信じる同系統の宗教です。

その一番だいじな根本は、「神が天地を、創造した」と考えること。神(ヤハウェ、God、アラー)は創造主なのです。

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神が天地を創造した。天体や地球を創造し、植物や動物を創造し、人間を創造した。聞いたことはあるでしょう。このことを文字通りに信じるのが、一神教です。

たとえば人間は、親から生まれるのか、神の手で造られるのか。親から生まれては来ます。でも、ジョンもメリーもリチャードも、みんな一人ひとり神の手で造られたと考えます。生き物のなかで人間だけは特別で、個性をもった存在として創造されます。

アダムは、神が土をこねて人間のかたちにし、息(生命)を吹き入れました。生命は神から預かったものだから、人間が自由に処分してはいけない。よって一神教では、自殺は禁止です。自殺がいけないのは生命が、尊いからではない。神のものだからです。

よって、神を選ぶか生命を選ぶか、究極の選択を迫られたら、神を選ぶのが正しい。信仰を貫いて殺されるのを、殉教といいます。これは最も価値がある、とされる。