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# 自己啓発

「営業の鬼」が断言…仕事ができる人は意外と「ネガティブ」だった

自己啓発マニアになってはいけない
生命保険業界では世界トップ6%の狭き門として知られる「MDRT」に、これまで数百名の部下を送り込んできた、「営業の鬼」こと早川勝氏。『世界TOP6%の超絶売れる習慣』をはじめ、多数の著書でも人気を博している氏によると、「ニセポジティブの呪い」が成長を阻んでいるケースが多いという。「悲観主義でいい。楽観は忘れた頃にやってくる」と説く同氏が、若手ビジネスパーソンへ熱いメッセージを送ってくれた。

「ニセポジティブの呪い」とは

私が16年前に出版した記念すべき1作目の1ページ目の小見出しには、「ニセポジティブの呪い」とある。そう、私早川がこれまで生きてきた指針の1丁目1番地は“ポジティブ”がテーマだったのだ。

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かつてより、多くの人たちから「早川さんは本当にポジティブでいいですね」と言われ続けてきた。たしかに、その通りなのだが、あまりにもそのように言われるのも「能天気でいいですね」と軽く見られている気もして、その反発もあったのかもしれない。

よって、ただ前向きなだけじゃないという思いを込め、“呪い”という強烈な表現を用いた。こう見えて私も、繊細で悲観的なところがあるのだ。

だからと言って、最近もよく巷で耳にすることの増えた「ピンチはチャンスだ」という楽観的なプラス思考を否定する気はさらさらない。心の底からピンチが大チャンスだと思える人は、希少価値の高い、いい意味でのエイリアンであることは間違いないのだ。

だがはたして、そんな能天気なポジティブシンキング“だけ”で、人生の窮地を脱することなどできるのだろうか。

 

いや、とてもじゃないが、そんなに甘くはない。

誰が何と言おうと「ピンチは、やはりピンチ」なのである。

たとえば、営業現場の第一線では、必ずしも、楽観的で前向きな性格のビジネスパーソンばかりが活躍しているわけではない。むしろ、控え目でストイックな悲観論者のほうが、常に高成績を持続しているケースは少なくないようだ。