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# 新型コロナウイルス

新型コロナで「毛が抜ける」説は本当…? インフルエンザとの「見分け方」は…? 最新論文で明かす!

新型コロナウイルス感染症が1月に日本に流入してからすでに丸10ヵ月が経過し、いま再び第3波と言えるような事態が起きている。この間、コロナウイルスについては様々な研究結果が発表されているものの、その量はあまりにも膨大なうえ、報道などで伝えられるのはその一部で、その一部すら日々追えていない人がほとんどだろう。

そこで、この感染症治療の最前線にいる国立国際医療研究センターの国際感染症センター国際感染症対策室医長で感染症専門医の忽那賢志氏へ緊急インタビュー。新型コロナについて現在まで分かっていること、わかっていないことを整理したうえ、第3波ともいわれる状況下にあって、いま「知っておくべきこと」を掘り下げた(本インタビューは11月18日時点までに行われたものであり、その時点での知見に基づいている)。

日本に感染者が少ないワケ

―世界的に日本は感染者、死亡者が他国よりも少なく、致死率も低いと言われています。

まず、日本での新型コロナの致死率は2%前後で世界的な数字(11/1現在2.6%)と比べてやや低いという程度で、例えばシンガポールの致死率0.05%のような格段に低いレベルではありません。

日本ではコロナの致死率は低いが… photo/gettyimages
 

感染者が少ない理由を一言で言うのは極めて難しいのですが、極端に感染が拡大する前に緊急事態宣言を発出して第一波を抑え込めた、日本ではマスク着用が早期に浸透した、衛生観念が優れていたなどの指摘それぞれが一定程度は正しいのかもしれません。もっとも明確に断定できるほどのものではありませんが。

そして感染者総数が少ない結果として死者も少なく、致死率も低めと考えるのが妥当かと思われます。