小室圭さん「異常すぎるバッシング」はなぜ起きたのか、眞子さま「ご結婚問題」の行方

コロナでさらに激しい袋叩きに…
片田 珠美 プロフィール

このルサンチマンが正義の起源にあることを見抜いたのは、ドイツの哲学者、ニーチェである。

コロナ禍によって経済的困窮者が増えるほど、ルサンチマンの人間も増え、それに比例して正義を振りかざして攻撃する人も増える。小室さんが眞子さまとの結婚によって受け取れるはずの「一時金」は、格好のターゲットになるだろう。

もっとも、叩かれる側の小室さんの姿勢にも問題がないわけではない。まず、母親の金銭トラブルに真摯に向き合っていないように見える。

小室さんは、母親が元婚約者から受け取ったお金は、借金ではなく贈与だと主張し続けており、2019年1月に出した説明文書でも「母も私も元婚約者の方からの支援については解決済みの事柄であると理解してまいりました」との見解を示している。

 

こうした姿勢に批判が殺到しても、それをきちんと認識しているようには見えなかった。これは、「暗点化(scotomisation)」のせいではないか。

「暗点化」とは、自分が経験したにもかかわらず、不都合な事実や思い出したくない出来事が意識からすっぽり抜け落ちる現象であり、フランスの神経学者、シャルコーが見出した。

「暗点化」は、自分にとって都合の悪いことや望ましくないことが意識にのぼってこないようにするための無意識のメカニズムであり、その後「事実否認」のための防衛メカニズムの一種としてラカンやラフォルグなどのフランスの精神分析家によって用いられるようになった。

小室さんが借金ではなく贈与だと主張し続けたのも、批判などないかのようにふるまったのも、この「暗点化」のせいではないかと疑わずにはいられない。

関連記事

おすすめの記事