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医療にも転用されたあの革命的ゲーム機の発売から15年

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

ゲーム機の枠を超えた技術的革新「kinect」

2005年の今日(12月10日)、マイクロソフトから据え置き型ゲームハード「Xbox 360」が発売されました。

 

Xbox 360は2002年に発売されたXboxの後継機で、内部構造に大きな変化があったことから互換性はあまりないものの非常に高性能で、クオリティの高いゲームが遊べることから多くのゲーム愛好家を熱狂させました。

Xbox 360本体 photo by Getty Images

販売当時の価格は3万9795円で、本体とともに販売開始となったいわゆるローンチソフトは『リッジレーサー6』や『テトリス ザ・グランドマスター エース』などの6タイトルでした。

Xbox 360の特徴としては周辺機器の新規性が挙げられます。特にコントローラーを使用せずに自分の体の動きや声で操作を行うKinectという機器が好評でした。

Kinectは「動力学」という意味のkineticsと「接続する」という意味のconectを合わせた名前で、モーションキャプチャを使用して『Kinetic アドベンチャー!』などのゲームを遊ぶことができました。

この革命的な機器の登場は「コンピュータビジョンに革命が起きた」と紹介されるほどの衝撃を与えました。

Kinect で遊ぶ人々 photo by Getty Images

また、Kinetic自体は娯楽用として開発されたものですが、その後医療分野にも転用されることになり、多くの論文が発表されています。

Xbox 360はfacebookなどのSNSやHuluなどの動画提供サービスなどと提携してきましたが、発売から11年経った2016年に販売停止が宣言され、後継機であるXbox Oneにその座を明け渡しました。

日本ではPS2やPS3との競合もあり他国と比べてあまり売れなかったイメージのあるXbox 360ですが、ゲームファンからの評価は高く、ハード一台当たりのソフト販売本数についてはニンテンドーのWiiやPS3よりも多いほどです。

ちなみに、名前がXbox 2ではないのは当時販売していたPS2に対抗してという噂もありますが、Xbox→Xbox 360→Xbox Oneという販売順は名前的に少々混乱してしまいますね。最新ハードの名前がXbox Series X/Sなのは一安心といったところでしょうか。

最新のXbox Series X photo by Getty Images