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# 週刊現代

カレー、シークワーサー、競馬…あなたの「脳の健康寿命」を延ばす簡単な方法

認知症になる前に

ジムに行くのもカルチャーセンターに通うのもやめた。同窓会も旅行も自粛せざるを得ない。これでは脳の細胞は死んで行くばかり。最後まで明晰な頭を保つために、今できることがこれだけある。

恐怖の「コロナ認知症」

久々にGoToトラベルのクーポンを使って、実家に戻った葉山伸介さん(58歳、仮名)は、父の言動に異変を感じた。

「父は今年で82歳。もういい歳ですし、多少の衰えは仕方のないものの、8ヵ月ぶりに会ったら、想像以上に老け込んでいてびっくりしました」

何度も同じ話をくり返す。孫の年齢を覚えていない。前日した約束を翌朝には忘れている……。「これはもしや」と怪しんだ。

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老父は老母と二人暮らし。母も「最近、お父さんのもの忘れがひどくって」とこぼす。外出を自粛して、テレビの前にずっと座っている生活が原因だろう。認知症一歩手前のようだ。

葉山さんの父のような高齢者が急増している。コロナ禍で外出を控えるようになった結果、認知症が進行するケースが次々報告されているのだ。

広島大学と日本老年医学会が、全国の介護施設や病院、ケアマネージャーを対象に行った調査では、約4割が「認知症患者の状態が悪化」したと答えている。

「自分は認知症じゃないから」と安心するのはまだ早い。ちょっとした生活習慣の変化が、脳の老化を進行させている可能性がある。コロナ感染も怖いが、脳の健康寿命が縮まるのも同じくらい怖い。

脳の健康を害するものとして最も恐ろしいのは、いうまでもなく認知症だ。認知症にはいくつか種類があるが、アルツハイマー型が全体の約7割、脳卒中などが原因になる血管性認知症が約2割を占める。

他にもレビー小体型などのタイプの認知症があるが、こちらはいまのところその明確な原因や対処法は見つかっていない。

ただし、最もメジャーなアルツハイマー型は研究が進みつつある。