2020.11.12
# 反社 # 犯罪

暴力団が「コロナ不況の企業」を喰い荒らし始めた…警視庁“元マル暴刑事”が警告!

櫻井 裕一 プロフィール

前出した通り、反社会的勢力が暗躍しやすいのは不況時である。いまヤクザたちが虎視眈々とシノギのチャンスを狙っている。

ここでヤクザたちの生態というものを、少し紹介しておこう。

アワビからタピオカまで…暴力団の「巧みな錬金術」

高度成長期から80年代の不動産バブルにかけて勢力を増した指定暴力団は、1991年の「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」いわゆる暴対法を契機に取り締まりが強化された。2010年以降は全国の自治体で暴力団排除条例が施行され、反社会的勢力の取引が禁じられた。

特に暴排条例は暴力団の資金源を断つことを目的に制定されているものだが、それでもヤクザたちはいなくならない。

近年でもありとあらゆるビジネスに進出しては、巧みに金を稼いでいる暴力団の姿が報告されている。アワビやカニ、ナマコなどの高級食材を狙ってイキイキと暗躍するヤクザもいれば、最近流行した「タピオカドリンク」にもちゃっかり進出したヤクザもいた。

タピオカビジネスも手掛ける photo/iStock
 

巧妙にして機を見るに敏の彼らの行動スタイルが、いまもまだ暴力団組織を存続させている理由の一つである。

私自身も、現職時代にヤクザたちのそんな行動を何度も目にしている。

彼らは罪を犯すことを辞さず、また暴力をちらつかせ巧みに企業から資金を絡めとるのである。

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