〔PHOTO〕「Aftonbladet」記事より

若い女性首相が「露出」をすると問題なのか

社会のタブーや沈黙を破るには

話題になったインタビュー

フィンランドの34歳女性首相、サンナ・マリンのインタビュー記事が10月9日に発売された同国のファッション雑誌『トレンディ』に掲載された。

インタビューには、黒いパンツスーツを着た3枚の写真がつけられており、ジャケットの下は大きめのネックレスのみで、シャツを着ていないことが話題になった。

〔PHOTO〕「Aftonbladet」記事より

翌週にはイギリスの『タイムズ』、フランスの『ル・モンド』に加え、ドイツ、イタリア、スウェーデンの大手紙もマリンの服装について報道。

日本では「素肌にジャケット、フィンランド首相の写真で論争」(TBSニュース、10月20日)、 「素肌にスーツの女性首相、下品?差別? フィンランド」(朝日新聞、同21日)、「シャツ無しブレザー1枚。フィンランド首相、ファッション誌の写真が「不適切」などと論争に」(ハフポスト、同21日)などの見出しで報道された。

この出来事は、フィンランドではどう論じられたのか、またマリンは何を伝えたかったのかをここで見てみたい。

 

2つの反応

人のすることや生き方に口を出さないのがフィンランド流だが、反応は大きく分けて2つあった。1つは、首相として公の場での服装としてふさわしくない、肌を出しすぎているなどの意見である。

一方、「#ウィズサンナ」、「#ミソジニーの可視化」というハッシュタグをつけて、同じようにシャツをつけない自分のパンツスーツ姿をソーシャルメディアに載せる女性が続出した。量的には、マリンを支持するものの方が多かったという。