Photo: Medialab Prado / Flickr

オードリー・タン『「ドラえもん」こそが今、世界を救う支援AIのモデルになる』

オードリー・タン 自由への手紙(2)プロローグ後編
オードリー・タン。
新型コロナウィルスが蔓延する台湾で、マスク在庫がリアルタイムで確認できるアプリ「マスクマップ」を開発し、その対応が絶賛されたことで名前を知った人も多いことだろう。
彼女(氏によれば「性別なし」なのだが、​ここでは便宜的にそう呼ばせていただく)は2016年、35歳という若さで蔡英文政権に入閣、デジタル担当政務委員(大臣)に就任。
そんな彼女が語った、このデジタル時代に「自由になる」ということ、貴重なインタビュー『オードリー・タン 自由への手紙』より2回目の今回は、『「ドラえもん」こそが真のAI!?』です。>今までの連載はこちら!

自分の自由のために傷つけあってはいけない

自分が「こういう人生を送りたい」と願うとおりの人生を送っていられれば、それは理想の世界です。ただしそれが他の誰かを脅かしたり、傷つけたりするものであってはならないと思います。自分の自由のために、誰かの自由を損なわない。そこで大切なのは「ざっくりとした合意」でしょう。

人は合意に至らないとき、戦争をします。「未来の世界平和のために」という理由で戦争を始めますが、そのために「今の平和」を壊すというパラドックスになっています。

※画像はイメージです。Photo by iStock
 

暴力は恐怖と不安から生まれますが、恐怖から自由にならなければ問題は解決しない。解決策はお互いの文化の理解と外交ではないでしょうか。