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日本人は昔から「ランキング」が大好きだった! 自然災害の番付も…

そして、「魅力度ランキング」の落とし穴

話題となった「魅力度ランキング」

都道府県別魅力度ランキング調査2020」(ブランド総合研究所)が発表された。

首位は11年連続で北海道となり、それに続く京都、沖縄、東京もいつもの顔ぶれだ。一方、2019年まで7年連続で最下位だった茨城県が最下位を脱出したことが話題になっている。

しかし、新たに最下位になった栃木県知事が調査法の見直しを要求し、茨城も最下位ではないとはいえ、42位と依然として低い順位であり、知事が不満を表明している。40位になった群馬県知事も検証チームの立ち上げを発表するなど、U字工事の漫才のようになっている。

「都道府県別魅力度ランキング調査2020」トップ5とワースト5

日本には、番付というランキング文化が昔からある。相撲にならった「見立番付」という形で、芝居や役者など様々な対象がランキング化されてきたのだ。例えば、江戸後期の「諸国温泉功能鑑」を見てみよう。当時の最高位は、横綱ではなく大関だ。

    西      東
大関 有馬    草津
関脇 城の崎   那須
小結 道後    諏訪
前頭 山中    湯河原

現在の温泉ランキングともだいたい重なるのではないだろうか。「江戸名所旧跡繁花の地取組番附」は、江戸の花の名所をランキング化したものだ。

 
      西      東
大関 隅田川  忍ヶ岡
関脇 新吉原  三芝居
小結 待乳山  霞ヶ関
前頭 日本堤  星ノ山

西の上位陣が隅田川沿いの特定エリアに偏っているが、今でも桜の名所である。東の大関・忍ヶ岡は、現在の鶯谷駅のあたりだ。小結の霞ヶ関は、現在は官庁街になっているが、番付の説明によれば、福岡藩黒田家や安芸浅野家の屋敷の花が見事だったようだ。現在の外務省や国交省のあたりである。